ニコ・ヒュルケンベルグは、F1オーストラリアGPでハースF1チームのVF-23に乗っていた時間の長さから、ル・マンを思い出したと語った。F1ドライバーは赤旗中断中にクルマを離れることが許されているが、ヒュルケンベルグはアルバート・パークで何度も中断される間、VF-23に乗ったままだった。
中断していた時間を全体に組み込むと、レース自体は2時間半以上続いた。「明らかに非常に波乱に富んだレースだった。非常に長く、クルマにほぼ3時間乗っているル・マンを少し思い出した」とヒュルケンベルグは語った。「赤旗の時に出なかったので、コックピット内に3時間近くいたと思う。長い時間のように感じた。全体としては、今シーズン初のポイントを獲得できたことに満足している」「ほとんどの部分で孤独なレースだった。ランドが首に息を吹きかけ、追いかけてくるだけだった」「レース終盤にはタイヤのデグラデーションが進み、残念ながら彼にやられてしまった。それでも、ポジティブなことはたくさんあったと思う。今回も競争力があったし、とにかくホッとしたし、うれしかった」ヒュルケンベルグはトップ10圏内からスタートし、レース中盤まで7番手を走行していたが、挽回してきたセルジオ・ペレスとランド・ノリスに抜かれることになった。最後のスタンディングリスタートで9位だったヒュルケンベルグは混乱から抜け出して4位につけたが、その後の赤旗の後、9位から最後の再スタートを切り、カルロス・サインツのペナルティとピエール・ガスリーのアクシデントにより、最終的に7位に分類された。「ワイルドで、ちょっと混乱したこともあったよ」と語った。「3回目のソフトタイヤでのスタートは最高で、実際には4位まで上がっていたと思う」「いくつかのインシデントがあり、赤旗が出されたことは残念だ。そうでなければ、本当に強力な結果になっていたかもしれない。「でも、その前も9位で帰ってこられたと思うし、7位とか4位とかには及ばないけれど、それでもポジティブな学びがたくさんあったし、このレースから多くのポジティブなものを得た」「まだ良いことがたくさん起こると感じている。リフレッシュできたし、良いアイデアを持っている。非常にポジティブな考え方をしている。ハングリーを感じている。チームと一緒に仕事をしたり、クルマを活用したり、クルマを試したりすることを本当に楽しんでいる。とても良いリズムを掴んでいるし、勢いがある」