元F1ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグは、インディカーのマシンで初走行。マシンは“ステアリングモンスター”であり、「ジムに行く必要がある」と語った。ニコ・ヒュルケンベルグは、10月25日(月)にバーバー・モータースポーツ・パークでアロー・マクラーレンSPのマシンをテスト。108周を走行し、77.454秒のベストタイム記録。ペースセッターのデビッド・マルカスに1秒強遅れるタイムだった。
今回はニコ・ヒュルケンベルグにとってインディカーでの初走行であり、マクラーレンが将来にむけてニコ・ヒュルケンベルグと契約するための評価よりも、ヒュルケンベルグがインディカーのマシンを運転することを楽しめるかどうかを確認するためのテストの部分が大きいと言われている。昨年のレーシング・ポイントで3回の代役出場をして以来、シングルシーターでレースをしていないニコ・ヒュルケンベルグは、インディカーはこれまでレースをしてきたマシンとは非常に異なるため、新しい環境になれるのに少し時間がかかったと語る。「それには午前中いっぱいかかった」とニコ・ヒュルケンベルグは Racer に語った。「エアロスクリーンなどいくつか他のものがあり、空気があまり入ってこない。午前中は問題を抱えていたし、フィジカル的な面でもマシンすぐにとても満足感を得るのが少し難しくてトリッキーだった」「それからランチタイムまでに、少し進歩したように感じたし、もう少しうまく適応できてきたように感じた。その頃にはラップタイムとパフォーマンスも出始めてきた」「間違いなくジムに行く必要がある! ステアリングモンスターだと認めるよ! 自分で体験するときはいつも違いうけど、ステアリングの負荷はかなり印象的で、とても重い」「マシンのGフォースはまだそこにある。当然ながらF1ほど極端ではないけど、それでもGがかかるし、ステアリング負荷と組み合わされて非常にフィジカルなマシンになっている」「最後にレーシングカーに乗ってから1年が経った。だから、まず何より、再び乗ることができてとても素晴らしかった」「明らかにF1カーとはかなり異なる。全体的な感覚、経験、サウンド、シートポジションなど、すべてが異なる」「それで頭を理解しなければならなかったけど、僕の観点では成功した日だったと思う。ここで機会を得ることができてうれしい。最高に楽しかったね」
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