元F1ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグが、10月25日(月)にバーバー・モータースポーツ・パーツでインディカー初走行を実施。アロー・マクラーレンSPのマシンで100周以上を走破した。ニコ・ヒュルケンベルグは、2020年のF1アイフェルGPで新型コロナウイルスに感染したランス・ストロールの代役としてレーシング・ポイントから出場して8位でフィニッシュして以来、シングルシーターを運転していなかった。
今季、アストンマーティンF1のリザーブドライバーを務めているニコ・ヒュルケンベルグは、今回のテストでインディカーが今後の選択肢になり得るかどうかを評価。昨年、ロマン・グロージャンがデイル・コイン・レーシングで成功を収め、来季はカラム・アイロットやクリスチャン・ルンガーが参戦するなど、ヨーロッパのドライバーにとってインディカーが選択肢になっている。アロー・マクラーレンSPは、2022年に3台目のマシンを走らせることをまだコミットしていないので、今回のテストは、チーム側がニコ・ヒュルケンベルグを評価する機会とはしてはいない。しかし、マクラーレンのボスであるザク・ブラウンは、ニコ・ヒュルケンベルグが将来の3台目のドライバーの「候補リストの上位にいる」と語っている。ニコ・ヒュルケンベルグは、2.38マイルのバーバー・モータースポーツ・パークを108周し、59周目に1分07秒455を記録。このタイムは、インディライツの卒業生であるデビッド・マルカスが設定した最速タイムから1秒強遅れであり、この日テストに参加した5台の中では最も遅いものだった。
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