ニコ・ヒュルケンベルグは、今季中にアストンマーティンF1でセバスチャン・ベッテルと交代する可能性があるとの噂を否定した。4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、フェラーリF1を追放された後、心機一転で加入したアストンマーティンF1でも期待されたパフォーマンスを発揮できておらず、2021年シーズン全体をフィニッシュすることさえできないのではないかと噂されている。
昨年、新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスとランス・ストロールに代わって3戦に出場した“スーパーサブ”のニコ・ヒュルケンベルグは、今季、アストンマーティンF1にリザーブ兼テストドライバーとして正式に加入している。2021年シーズンが終わる前にセバスチャン・ベッテルのコックピットに足を踏み入れることは現実的な期待であると考えているかと質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「いいえ、そうは思っていない」とコメント。「彼はそこでシーズンを終えると思う」「彼はまだ時間が必要だし、まだマシンを快適に感じることができていない。ストップウォッチでそれを見ることができる。でも、いずれにしろ、それは僕が決めることではない」レッドブル時代のチームメイトであるマーク・ウェバーも、セバスチャン・ベッテルがアストンマーティンF1の新しい環境で自信を取り戻すことができるかどうかを疑問視している。「彼の自信は今では信じられないほど低いと思う」とマーク・ウェバーは語った。「フェラーリでの時間は彼にとってうまくいかなかった。スポーツは時に試練を与えるが、彼の場合、それは非常に長い期間だった」「これらのマシンの基準はセバスチャンにはあまり適していない。彼のタイプのマシンではないと思う。彼はグリップが多く、ダウンフォースが多いマシンが好きで、マシンから多くのフィーリングを掴むとても繊細なドライバーだ」