ニコ・ヒュルケンベルグは、F1復帰することはまだ“目標”のままであり、チャンスがあるならば掴み取るつもりだと語る。GP2でチャンピオンを獲得して2010年にウィリアムズでF1デビューを果たしたニコ・ヒュルケンベルグは、フォース・インディアとザウバーを経て、2017年にルノーF1に移籍した。
しかし、ルノーF1は2020年のドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルグに代えてエステバン・オコンを起用。10年間F1で過ごしたヒュルケンベルグはシートを失うことになったが、F1復帰を諦めてはいないと主張する。F1復帰について質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「TBC(確認中)だと言っておこうかな」と CNN にコメント。「そのためにとても意気込んでいる。まだ目標だし、目指していることだ。でも、現時点では多くの要因があるので言うのは難しい。今ではすべてが逆さまになっている」「とにかく人と連絡を取り合っている。まだ早い。チャンスがあれば掴み取るつもりだ。それが良い機会であり、本当にワクワクさせ、間違いなく前進させるものであるならば、僕はそのために頑張るつもりだ」ニコ・ヒュルケンベルグは、177戦に出走して表彰台未登壇というやや残念なF1記録を持ってる。これまでのレースでの最大のミスについて質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「うーん、難しい質問だね…2012年のブラジルでのレースかもしれない」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。フォース・インディアで6番グリッドからスタートしたニコ・ヒュルケンべルグは初めてラップをリードした。しかし、ルイス・ハミルトンとのリードを争っていたターン1で衝突し、優勝の望みは打ち砕かれた。「明らかに、非常に有望に見えた…」とニコ・ヒュルケンベルグは続けた。「ルイスとのレースのようなものだったし、『あれはミスだったのか?』と自問した。僕はリードを取り戻そうとしていた。ちょっと不運だった。片側がまだ湿っていたし、前に周回遅れのマシンがいたことも役には立たなかった」「レースだったけど、ちょっと焦りすぎていた。今ほど我慢強くなかったし、最も賢いことではなかったかもしれない。あのコーナーで落ち着いて別の機会を待っていたら、まったく異なる日だったかもしれない」「キャリア初期だったし、あのレースは僕のキャリアを別の道、別の軌道に乗せていたかもしれない・・・」5月12日(火)にフェラーリはセバスチャン・ベッテルと2021年以降の契約を結ばないことを決断。1年レースから離れているニコ・ヒュルケンベルグもフェラーリのドライバー候補に名前が挙がっている。