元F1ドライバーのティモ・グロックは、同じドイツ出身のニコ・ヒュルケンベルぐが再びF1グリッドに並ぶのは難しいだろうと考えている。2010年にウィリアムズでF1デビューを飾ったニコ・ヒュルケンベルグは、翌年はシートを喪失したものの2012年にはフォース・インディアでF1復帰。2013年にザウバー、2014年には再びフォース・インディアに移籍し、2017年からルノーF1チームのドライバーを務めていた。
しかし、ルノーは2020年のドライバーとしてエステバン・オコンと契約。ニコ・ヒュルケンベルグは表彰台に上ったことがないF1ドライバーとしての最多出走記録を保持したままF1グリッドから姿を消すことになった。ニコ・ヒュルケンベルグは2021年以降のF1復帰を目指しているが、ティモ・グロックはヒュルケンベルグはF1はあきらめてDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に目を向けるべきだと考えている。「いったんF1を離れたドライバーにとって復帰は困難なものだ」とティモ・グロックは ran.de にコメント。「常に多くの若いドライバーが台頭してくるし、スポンサーを連れてくるドライバーだっている。経験のあるドライバーとは言え、復帰するのは難しい」「DTMにとっては、彼のような経験のあるビッグネームが来てくれるのは素晴らしいことだ。ニコがDTMのマシンに乗るのを本当に見たいと思っている」そんなニコ・ヒュルケンベルグは、違った形でF1界に戻ってくることになった。3月23日に開催されたF1バーチャル・バーレーンGPでレーシング・ポイントF1チームの1台を走らせた。ニコ・ヒュルケンベルグは「昨日のeスポーツデビューは楽しかった・・・F1よりも少しストックカーのように感じたけど、みんなも楽しんでくれたことを願っている」と語った。