ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーでF1ワールドチャンピオンを争うために2年間待つ気があると語る。ニコ・ヒュルケンベルグは、9月のF1イタリアGPまでにトップ3フィニッシュを達成できなければ、エイドリアン・スーティルが記録している3位以上の表彰台を一度も獲得したことがないドライバーの歴代最多記録を更新する。
だが、今年フォース・インディアからルノーのワークスチームに移籍したニコ・ヒュルケンベルグは、移籍に満足していると語る。「ルノーは過去に彼らに何ができるかを証明している。彼らは数回ワールドチャンピオンになっているし、プロジェクトを提示されたとき、決断ははっきりしていた」とニコ・ヒュルケンベルグは Sport Bild にコメント。しかし、チャンピオンチームであるメルセデスのシートを獲得したバルテリ・ボッタスとは異なり、ニコ・ヒュルケンベルグはタイトルにチャレンジするまで準備が必要であることをわかっていると語る。「僕に何ができるか? このプロジェクトをサクセスストーリーに変えることだ」とニコ・ヒュルケンベルグは主張。今年、ミラクルを期待することはできない。このスポーツを理解できない人はいない。でも、今年僕たちがミッドフィールドのトップに入れることを期待している。2019年から、あと2~3年でタイトルのための準備を整えたい」ニコ・ヒュルケンベルグは、シーズン終了直後のニコ・ロズベルグの電撃引退を待たずに“あまりに早く”ルノーと契約したことに後悔はないと語る。「あまりに早かった? その間に3ヵ月あったよね!」とニコ・ヒュルケンベルグは叫んだ。「メルセデスが魅力的ではないと言ったら嘘になるけど、今回のタイミングは単純に現実的ではなかった。僕はルノーと長期契約を結んでいた」「それに僕はここで何かを造り上げたいんだ。これは僕にとって大きなチャレンジだ。メルセデスのような確立されたチームに行くよりも、ここで戦って、確立させたい」「何も後悔はしていないよ」