ニコ・ヒュルケンベルグは、フォース・インディアが今シーズンのコンストラクターズ選手権4位からさらに前進するのは“非常に難しい”だろうと考えている。ビッグチームと比較すれば、わずかな予算で運営されているフォース・インディアだが、今年はメルセデス、レッドブル、フェラーリに次ぐコンストラクターズ選手権4位という成績を残した。
だが、ニコ・ヒュルケンベルグは2017年にワークスのルノーへ移籍することを選んだ。 2018年までにはルノーで勝利を狙えるようになると期待するニコ・ヒュルケンベルグは、その一方で、フォース・インディアについては現代F1の性質を考えれば、今後2016年に匹敵、もしくは上回る成績を残すことは難しいだろうと考えている。 フォース・インディアの今後について質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「予想するのはは難しい」とコメント。「ここからさらに上に行き、ギャップを縮めてトップ3チーム戦うのはとても難しいだろう」 「そのためにはもっと多くの予算とリソースが必要だ。人材は揃っている。チームは、現場もファクトリーのチームもとても優秀だ。だから、そこは障害にはならない。とても大きなチャレンジだし、簡単なことではない」 フォース・インディアにとっては過去最高のシーズンだったが、ニコ・ヒュルケンベルグにとってはほろ苦い一年だった。チームメイトのセルジオ・ペレスが2度の表彰台を獲得したのに対し、ヒュルケンベルグは一度も表彰台に上がれなかった。最終的にセルジオ・ペレスに29ポイント差をつけられたニコ・ヒュルケンベルグだが、シーズン全体に対してフラストレーションは感じていないと語る。「後悔はない。もちろん、モナコのようにかなり良い結果が望めたのに戦略をミスしてしまったレースもあった。それが最も大きかったかもしれないけど、後悔ではない。でも、シーズンで一番のフラストレーションだったね」
全文を読む