ヒスパニア・レーシングのチームオーナーであるホセ・ラモン・カラバンテは、トヨタと提携する予定であると認めた。チーム代表のコリン・コレスは、ケルンにあるトヨタの元F1部門トヨタ・モータースポーツとの提携が、チームにとって「よい選択肢」であると認めていた。しかし、ドライバーのブルーノ・セナは、まだ契約にはサインされていないと示唆していた。
2010年マシンを製造したダラーラとのパートナーシップを終了したヒスパニア・レーシングは、トヨタの本部、風洞、スタッフ、レースに出走していないTF110マシンの設計を使用すると報じられている。ホセ・ラモン・カラバンテはトヨタとの契約を認めたが、ヒスパニア・レーシングのスポンサーでもあるムルシアから本部から移転するというスペイン国内の懸念を否定した。ホセ・ラモン・カラバンテは、トヨタとの提携しても「プロジェクトはここで誕生したため」チームはムルシアに留まると EFE通信 に述べた。トヨタとの契約は1,500万ユーロ(17億円*)相当であるとされ、カラバンテは「我々の最初の目標である新チームの中でトップになるための戦いにおいてヒスパニアを強化するだろう」と主張した。EFEは、ヒスパニア・レーシングとトヨタの提携は2011年および2012年の契約になると報じている。