HRTは、今週行われたクラッシュテストに合格することができず、予定していた2回目のバルセロナテストでのF112のトラックデビューは延期となった。2012年からテスト前にFIAのクラッシュテストに合格することが義務付けられており、HRTは2月21日のバルセロナテストで新車F112をトラックデビューさせることを目指していた。
しかし、HRT F112は17件のテストのうち、14件は通過したが、2件は不合格、1件はテストすることができなかった。チームの情報源によると、HRTは「非常に小さなマージン」でロールフープと横方向のノーズテストに不合格になったという。またフロントの衝撃テストは、横方向の衝撃テストを通過できなかったため実施できなかった。チームの情報筋は、特に一番の懸念だったシャシーテストは通過できたため、それらのテストを通過できなかったことは心配していないと述べた。当初HRTは、2月21日の2回目のバルセロナテストでF112をトラックデビューさせる計画だったが、再びテストするためには1週間で新しいパーツを製造する必要があるため計画を変更。3月1日の3回目のバルセロナでのトラックデビューを目指すこととなった。HRTは、今週ヘレステストの最初の2日間に昨年マシンで参加していた。HRTのドライバーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサによると、HRT F112も他の2012年F1マシン同様、段差ノーズを採用しているという。関連:・HRT、F112を発表 - 2012年3月6日・HRT F112 - 主要諸元表
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