アストンマーティンは2026年F1プレシーズンテスト初週をバーレーンで終えたが、全チーム中で最少周回数にとどまった。ホンダとの新ワークス体制として迎えた最初の公式テストは、走行距離の面では満足できる内容とは言えなかった。初日に発生した問題についてチームはデータ異常と説明しているが、AMR26がボディワークを大きく開けた状態で走行していたことから、冷却面の課題も取り沙汰されている。
HRC F1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、まず前向きな収穫を強調した。「この3日間のバーレーンでのテストは、私たちにとって、そしてアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームとのパートナーシップにとって非常に有益なものでした。合計206周を走行することができました」と折原伸太郎は語った。「パワーユニットパッケージそのもの、そしてシャシーとの統合について多くを学ぶ良い機会になりました」「新しいレギュレーションは、マシンのドライビング方法だけでなく、1周の中でどのようにエネルギーを充電し、展開するかという点でも大きな変化があります。チームやドライバーとともに、エネルギーマネジメントへの新しいアプローチに取り組みました」一方で、走行距離が限られた点については率直に認めている。「もちろん、もっと多くの周回を重ねたかったのは事実です。ただ、これはチームとの最初の公式テストでしたので、新たなオン・トラックでの協業から学ぶことも非常に多くありました」「さくらのHRC F1 R&Dセンター、そしてここサーキットの双方で、まだ取り組むべき作業があります。チームとともに改善すべきポイントは把握していますし、全力で取り組んでいます」「確かにテスト全体のプログラムとしては出遅れている部分もありますが、先週の走行で非常に多くのデータと重要な学びを得ることができました」「来週はさらに3日間のテストがあります。その機会を最大限に活かせるよう準備していきます」新体制のスタートは決して順調とは言えないが、206周で得たデータは今後の開発に向けた重要な土台となる。次週のテストでどこまで改善を示せるかが、開幕戦に向けた大きな指標となる。
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