ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPの初日のフリー走行を振り返った。初日は60分間のフリー走行が2セッション行われ、両セッションともに上位陣は非常に僅差の争いになった。レッドル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが両セッションで2番手タイムをマーク。多くのデータを収集し、明日以降の戦いへ活かしていく。
「今日のポルトガルGP初日は、2チーム・4台ともにPUとしてはトラブルフリーの一日となり、多くのデータを収集することができました。昨年の初開催時にはサーキットの路面が舗装されたばかりでしたが、その時からも路面状況が変化しているようです」と田辺豊治はコメント。「今年が2年目ということで過去のベースデータが少ないこともありますので、昨年からのコンディション変化なども考慮に入れて、これから予選に向けて様々な角度からデータ解析を行い、予選・レースに向けて最適化を進めます」「今年、ここまでの状況から見てライバルとの差は非常に僅差だと思います。厳しい戦いになりますが、確実に結果に繋げるよう最善を尽くしていきます」