ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史が、来年F1デビューが濃厚とされる角田裕毅について語った。ホンダF1のドライバー育成プログラムに所属する角田裕毅は、F2ルーキーイヤーとなる今季3勝を挙げ、シリーズ3位でシーズンを終了。F1参戦に必要なスーパーライセンスの取得条件を満たした。
まだ発表はされてはいないものの、角田裕毅が2021年にダニール・クビアトに代わってアルファタウリ・ホンダF1でデビューを果たすのは公然の秘密となっている。11月にイモラでアルファタウリ・ホンダの2018年F1マシンで初めてとなるテストを実施した角田裕毅は、今週、ヤス・マリーナ・サーキットで行われるF1のヤングドライバーテストにアルファタウリ・ホンダから参加。今季マシン『AT01』を走らせる。ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史が、角田裕毅の今シーズンのパフォーマンス、ヤングドライバーテスト、そして、来年のF1昇格について語った。「今年、角田選手は、最後のバーレーンなどの厳しい環境のなかで、非常にメンタルも強く、1年間、本当に戦ってくれたことにまず感謝したいと思います」と山本雅史は語った。「ルーキーテストについては、しっかりとプロらしく1日のメニューをこなして、F1というものをさらに深く探求して学んでほしいと彼とも話をしています。チームとのコミュニケーションを含めて、火曜日にきっちりやり遂げてほしいです。そして、フラント(トスト/アルファタウリ・ホンダ F1チーム代表)がどのように評価するか聞いてみたいと思います」「もし彼が来年良い形で、新しいステージを迎えられた場合は、ルーキーとして色々なことをしっかりと学ぶ1年にして欲しいなと思っています「来シーズン、彼がいいカタチで新たなステージを迎えられた場合には、F1でルーキーとしてきっちりと頑張ってほしい。イモラでのテストを後、彼は『F2からF1は2つぐらいカテゴリを間に挟んでもいいぐらい違います』と言っていました。それぐらい違ういう意味で、しっかりルーキーとしていろんなことを学んでほしい1年にしてほしいなと思います」「彼はいいものを持ってると思うので、目先の結果を求めるのではなく、どんどん積み上げて、毎戦成長していってほしい。今年のF2みのように毎戦成長していく姿を見れたらと思っています」