ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、2021年以降もホンダがレッドブルとのF1エンジン供給契約を更新するかどうかは“分からない”と繰り返す。ホンダのF1エンジンは今季2勝を挙げている。1勝はF1 70周年記念GPでレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、そして、2勝目はF1イタリアGPでのアルファタウリのピエール・ガスリーによるものだ。
F1がハイブリッド時代に投入して以来、2チームで優勝を経験したエンジンマニュファクチャラーはホンダだけとなる。しかし、ホンダがF1をいつまで続けるかはまだ明らかになっていない。F1ロシアGPの金曜記者会見に出席した田辺豊治には、再びホンダがいつまでF1を継続するかについて質問がなされた。しかし、田辺豊治は「実際、そういった議論には私はまったく関与していません。私は技術サイドを担当しているので、今のところ答えはありません」と語った。F1イタリアGPでは、日本のスーパーフォーミュラ以来ずっとホンダのエンジンで走ってきたアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがF1初勝利を挙げた。田辺豊治は「実際、我々はガスリーのモンツァでの勝利に非常に満足しています。我々というのはホンダとレッドブル・ファミリーということです」とコメント。「アルファタウリはイタリアを拠点としており、ガスリーは日本でスーパーフォーミュラに参戦して以来、我々と仕事をしてきます。彼はトロロッソ時代に我々との仕事を開始しています」「彼は人々に非常に強いレースを示しましたし、ハーフディスタンスでレースをリードしました。我々の情熱を本当に強調してくれる勝利でした。日本のファンは彼が優勝して表彰台に立つ見ることができてとても幸せでした」「我々はパフォーマンスを改善するために両方のチームと懸命に作業し、引き続きプッシュしていきます」
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