ホンダF1は、アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーに2基目のCE(コントロールエレクトロニクス)を投入した。ピエール・ガスリーは、F1ハンガリーGPのフリー走行1回目にパワーユニットのに異常値が見つかり、1周も走行することなく90分のセッションを終えていた。ホンダF1はフリー走行2回目にむけてガスリーのCEを新品に交換した。
Sky Sports F1 によると、今回のトラブルの原因はセンサーの誤動作であり、ICE(エンジン)に問題はないようだと伝えている。ホンダF1は、第1戦F1オーストリアGPの終盤にリタイアを喫したアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)にも第2戦に向けて新品のCEを投入している。また、アルボンのパワーユニットに関してはペナルティに関連しない部品はすべて交換している。2020年のF1世界選手権ではCEは2基までの使用が許可され、それ以降を投入した場合はグリッド降格ペナルティが科せられる。他にもアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)も2基目、ケビン・マグヌッセン(ハース)CEに加えてES(エネルギーストア)が現時点で2基目を使用。ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)は、ICE、MGU-H、ターボチャージャーが2基目となっている。コントロールエレクトロニクスとはパワーユニットの制御を司る電子デバイス。1秒間に数百万回の処理を行う。レース中は常にドライバーが求めるタイミングで最適な出力となるように制御。エネルギーの出力、回生、発電量をコントロールする。
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