ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、マックス・フェルスタッペンとホンダF1との関係は、若き日のアイルトン・セナとの関係を見ているようだと語る。マックス・フェルスタッペンは、レッドブルとホンダF1の新しいパートナーシップの初年度となる2019年のF1世界選手権でホンダに13年ぶりの勝利をもたらし、3勝、9回の表彰台、3回の予選ベストタイムを記録。シーズンを通してホンダF1の進歩を称賛した。
マックス・フェルスタッペンは、13年ぶりにホンダF1に勝利をもたらしたF1オーストリアGPの表彰台ではレーシングスーツのHマークを指した。2019年に3勝を挙げたマックス・フェルスタッペンは、ホンダのウィナーリストでケケ・ロズベルグ、ゲルハルト・ベルガーといったドライバーと肩を並べることになった。そのリストのトップに立っているのは、1987年から1992年までホンダのF1エンジンで32勝と3回のF1ワールドチャンピオンを獲得したアイルトン・セナだ。ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、マックス・フェルスタッペンについて「ホンダとして、我々は彼をホンダのプロジェクトの非常に重要な要素だと考えています」と Autosport に語った。「彼は若いですが、彼のドライビングは非常に印象的です。ホンダとの関係という点で、若き日のセナを見ているようです」「マックスはホンダに敬意を払ってくれています。彼はホンダのことを親しい仲間だと感じてくれています。オーストリアの表彰台でバッジを示してくれたのは、彼もとても満足していることの証明かもしれません」「これは彼のために良いエンジンを提供したいという感情を与えてくれます。もちろん、4人すべてのドライバーが我々にとっては重要です」昨年、マックス・フェルスタッペンは、ホンダF1の作業慣行と細部へのこだわりを称賛している。「序盤は彼らがシーズンを通して何をもたらすかについて常に憶測がつきまとっていたけど、彼らは本当に大きな改善を果たしたと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「以前(ルノー)に比べて非常に重要だったのは信頼性だ。今年、ホンダの問題でリタイアすることはなかった。ワールドチャンピオンを戦いたいのであれば、それが必要だ。だから、彼らの働き方にとても感銘を受けている」「彼らは言葉ではあまり多くを語らないけど、自分たちのやるべきことに集中する人たちなので、彼らと仕事をするのが大好きだ。それはまさに僕と同じだ! 彼らと一緒に仕事をするの本当に楽しい。彼らはとてもプロフェッショナルだ」山本雅史は、マックス・フェルスタッペンがホンダというブランドに親近感を抱いてくれていると語る。「我々が示した勝利への情熱が、彼との関係をより強いものにしています」と山本雅史は語る。「また、彼は我々のF1 R&Dセンターと大量生産サイトにも来てくれました。それらの施設では本当に多くの人々が働いており、彼は実際にそれを目にしました。そこで彼は長さ1キロメートルくらいの人々のトンネルをハイファイブをしながら通過しました!「そのようなことが彼にホンダについてより強い印象を与え、ホンダへのより強いコミットメントを与えたのかもしれませんね」