ホンダF1は、レッドブル・レーシングとのパートナーシップ初年度となる今年に勝利を含めたそれなりの成績を残しているが、ワールドチャンピオンを獲得するためには絶え間ない努力を続けていく必要があると認識している。今年、レッドブル・ホンダはF1オーストリアGPでマックス・フェルスタッペンンが優勝。ドイツでも2勝目を挙げ、ハンガリーではポールポジションを獲得している。
ホンダはトロロッソにもパワーユニットを供給しており、かつてパフォーマンス不足と信頼性が揶揄されていたホンダのF1パワーユニットは、一貫性のあるパフォーマンスと高い信頼性を発揮するものに改善された。「特に今年のレッドブルと良い結果を得られました」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は語った。「我々はトロ・ロッソとも表彰台を獲得しました。これは非常に良い結果であり、レッドブルとトロ・ロッソのために満足できるものです。その結果を達成するまでに長い時間がかかりました」だが、来シーズンにホンダのF1エンジンがメルセデスとフェラーリに匹敵するためにはまだ改善を続ける必要がある。 「我々はまだ目標に到達していません。勝利は良い結果であり、それらはすべてマイルストーンです。繰り返しますが、それは開発チームのモチベーションになっています。それは我々が目標を達成するためにったかい続けていくという我々の姿勢を示しています」F1アメリカGPは、ホンダがF1に復帰していから100戦目なったが、ホンダは過去に焦点を合わせておらず、将来の目標に目を向けていると田辺豊治は語る。「2015年に自分自身を課したワールドチャンピオンを獲得するという目標を達成するために、私たちは絶え間ない努力を続けています。我々は過去に選手権を獲得しており、今後もまたそれができると考えています」