レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダがF1イタリアGPの導入にむけて“スペック4”エンジンの準備を進めていることを明からかにした。最近のレースでレッドブルとホンダF1とのパートナーシップは成果を挙げ始めており、F1オーストリアGPでの初勝利に続き、先週末のF1ドイツGPでは今季2勝目を挙げている。
ホンダはここまで“スペック2”“スペック3”と開発を前倒ししてアップグレード版F1エンジンを投入しているが、ヘルムート・マルコは9月の第12戦F1イタリアGPで“スペック4”が投入され、さらに第16戦ロシアGPではエクソンモービルが新たな燃料を投入することを明らかにした。「我々はモンツァでエンジンアップグレード、ロシアで新しい燃料を手に入れる。それでエンジンのパフォーマンスが解放されるはずだ。クルマはかなり改善するだろう」とヘルムート・マルコは auto-motor-und-sport に語った。レッドブル・ホンダは、まだコンストラクターズ選手権でメルセデスとフェラーリの両方を追いかけている、しかし、ヘルムート・マルコは、アップグレードの投入によってトップを争うために競争力は確実に増すと考えている。「我々はチャンピオンシップを排除していない。初めて全てがまとまった。メルセデスが問題を抱えていたからではなく、我々はコース上で勝利した。マシンを冷却することもパッケージの一部だ。それにマックスはフェラーリとメルセデスをコース上でオーバーテイクした」マックス・フェルスタッペンは、ドライバーズ選手権で2位のバルテリ・ボッタスに22ポイント差に迫っている。
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