レッドブルは、ホンダがF1イタリアGPまでにエンジンアップグレードを投入し、レッドブル・ホンダとしてフェラーリを上回り、メルセデスとギャップを縮める“リアルブースト”を得られることを期待していると語る。今年からホンダのF1エンジンに切り替えたレッドブルは、マックス・フェルスタッペンが開幕戦でホンダに11年ぶりの表彰台をもたらし、スペインでも3位表彰台を獲得してはいるものの、メルセデスが圧倒的な速さを見せていることで、同期間にすでに2勝を挙げていた昨年ほど印象的な結果を残せてはいない。
F1モナコGPでは5秒加算ペナルティで4位に後退したものの、マックス・フェルスタッペンがレースの大半でメルセデスのルイス・ハミルトンにプレッシャをかけた。しかし、マックス・フェルスタッペンはメルセデスとのギャップはまだあり、予選においてはフェラーリにも匹敵できていないと感じていると語っている。今年、ホンダのF1パワーユニットは予選でパワーブーストが可能な“予選モード”を搭載。第4戦アゼルバイジャンGPでは“スペック2”エンジンを投入している。しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、冬の間にメルセデスとフェラーリがここまでの進歩を果たすことは予想していなかったとし、ヨーロッパラウンドの終わりまでにそれがそのバランスを変えられることを期待していると語る。「我々はメルセデスとフェラーリが冬の間に遂げたステップを過小評価していた」とヘルムート・マルコは Motorsport-Magazin にコメント。「我々はモナコで問題を整理したが、メルセデスがQ3でパーティモードでパワーを上げると、セクター1ですぐに再びコンマ3秒を失っていた」「モンツァでエンジンナンバー4が登場する。パフォーマンス向上がそれほど大きくなければ、我々は早めにペナルティを受け入れることができる。ホンダから得ている数値によれば、それはリアルなブーストだ」ヘルムート・マルコの言及する第14戦F1イタリアGPでの“エンジンナンバー4”とは“スペック4”を意味しているかもしれない。すなわち、F1イタリアGPで最初のエンジンペナルティを受けることを覚悟しているかもしれない。ホンダは、スペック2エンジンが7戦を走り切る耐久性があると考えており、順当にいけば第10戦イギリスGPが次のエンジン交換のタイミングとなる。ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は夏休み前までにもう1回エンジン交換をすることになると考えており、次のエンジン交換がアップグレード=“スペック3”と同期することを期待していると語っている。「事故やエンジンに故障が発生すれば、その時に交換する必要があります。我々は予定よりも早く導入したスペック2と同じように常にそれに備えています」と田辺豊治はコメント。「ですが、中国でトロロッソに事故が発生したときにはスペック2がありませんでした。新品のスペック1を適用したのはそれが理由です。スペック2がしかなく、問題が発生して換する必要が出た場合には再びそのような交換になります」
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