ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1スペインGPの予選を振り返った。ホンダは決勝にむけてレッドブルとトロロッソの全車4台にスペック2のPU(パワーユニット)を搭載。予選ではマックス・フェルスタッペンが4番手、ピエール・ガスリーが6番手、ダニール・クビアトが9番グリッドを獲得。
予選を12番手で終えたダニール・クビアトは、ダニエル・リカルド(ルノー)のグリッド降格ペナルティによってタイヤを自由に選べるなかで最前となる11番グリッドからレースをスタートする。「明日のレースに向けてすべてのマシンがスペック2のPUを搭載し、本日の予選に臨みました」と田辺豊治はコメント。「3台のマシンがQ3に進出し、4番手と6番手、9番手のスターティングポジションを獲得。Q3進出を逃したものの、11番グリッドとなるアルボン選手もスタート時のタイヤを選択できるポジションですので、明日はいいレース展開が見られるのではと期待しています」「両チーム共にロングランでのペースは悪くなかったので、最後まできちんと走りきり、できる限り上位でフィニッシュできればと思っています」「今回のスペインGPには我々を含む多くのチームがアップデートを持ち込んできましたが、戦闘力の位置づけはこれまでと大きく変わらない予選結果になりました」「ここに留まることなく、トップとの差を縮めるための改善を一歩一歩進めていきます」関連:F1スペインGP 予選 | バルテリ・ボッタスが3戦連続となるPP獲得