ホンダは、英国の自動車工場の閉鎖は、F1活動には影響しないと述べた。今年からホンダは、レッドブル・レーシングとトロロッソにF1エンジンを供給。エンジン自体は日本のHRD Sakuraで開発されているが、英国のミルトン・キーンズにヨーロッパの拠点としてファクトリーを構えている。
ホンダは今週、3500人の従業員がホンダ・シビックを生産しているスウィンドンの自動車工場を閉鎖することを発表。2021年中に完成車の生産を終了する方向であることを従業員に説明し、2月20日(水)より労使間での協議を開始した。ホンダは、今回の決定について「世界の自動車産業を取り巻く急激な環境変化への対応として、グローバルにおける四輪車の生産体制をさらに進化させます」と説明している。しかし、ホンダの広報担当は、自動車工場の閉鎖がF1活動には影響しないと France's Ouest の取材に語った。「スウィンドンのニュースは、ミルトン・キーンズの我々の活動にも、より全般的なF1プログラムにも影響を及ぼしません」現在、英国はEU離脱問題で揺れている。イギリスのメイ首相は今回のホンダの決定に対して失望の意を表明している。メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは、英国のEU離脱(ブレグジット)はフェラーリに優位性を与えることになると懸念を示している。だが、レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ブレグジットは、F1への影響については不確実性が多いため、何かを予測するのは難しいと語る。「当然ながら、チームとして我々は十分な注意を払っているが、取引があるないに関わらず、我々はそれに対処していかなければならない。結局、人生は続いていくものだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「かなり多くの点で不安を抱いているため、すべての不確実性を取り除くためにも、後で結論を出すよりも早くに結論を出すことが重要だと思う」「ブレグジットは、全員にとって明確にするために、後回しではなく、もっと早くに対処していく必要のあることだと思う」
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