ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1ロシアGPの決勝レースを振り返った。ホンダは、F1ロシアGPの初日にパフォーマンスと信頼性の両面の向上のために改善を施したパワーユニット(PU)を投入。しかし、初日のプラクティスの中で、新たなPUのセッティングに関してさらなる調整が必要と判断し、スペック2に戻していた。
規定数を超えるPUの使用によりペナルティーは科せられたトロロッソ・ホンダの2台は、ピエール・ガスリーがソフトタイヤで17番グリッド、ブレンドン・ハートレーがハイパーソフトで20番グリッドからスタート。しかし、ピエール・ガスリーはオープニングラップで単独スピン、ブレンドン・ハートレーもリアタイヤをロックさせてフラットスポットを作った。3周目にブレンドン・ハートレーはピットインしてソフトタイヤに交換。だが、翌周には2台揃ってピットイン。ガレージにクルマを入れてレースをリタイアした。トロロッソはまだトラブルの原因を調査中としており、田辺豊治もレースについては言葉少なめだ。「週末を通してチームメンバー全員が懸命に作業してきただけに、スタート直後にトラブルより2台ともがレースを終えなければいけなかったことは非常に残念でした」と田辺豊治はコメント。ロシアGPでの新しいPUの投入は、次戦鈴鹿での日本GP、そしてシリーズ後半戦を見据えた投入。次戦の鈴鹿までには十分な煮詰めを行い、新スペックのPUとともに臨むつもりだと田辺豊治は語る。「来週の金曜には日本グランプリが迫っていますので、ここからは気持ちを切り替えて準備を進めます。日本のファンの前でいいレースができればと思っています」OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "JrYnliZzE6GR-RLGK0JTFCqlGR90b0-a");});関連:F1ロシアGP 結果 | ルイス・ハミルトンが今季8勝目!メルセデスが1-2!
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