ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1ベルギーGPの予選を振り返った。金曜日にストフェル・バンドーンのパワーユニットに問題が発覚。再度交換を余儀なくされ、65グリッド降格ペナルティが決定している。予選Q2ではフェルナンド・アロンソのデプロイメントに問題が発生。最後のアタックをすることができなかった。
だが、長谷川祐介は、マシンのパフォーマンスにはポイント獲得のポテンシャルはあると考えている。「タフな高速サーキットであるスパ・フランコルシャンで、フェルナンドがポイント獲得の可能性があるポジションを獲得できたことはよかったと思いますし、ここに持ち込んだPUのアップデートの効果も出せていました」と長谷川祐介はコメント。「フェルナンドはいつもの通り、最大限までプッシュし、Q3進出は逃したものの11番手というグリッドを獲得してくれました。そして、明日は新品のタイヤからスタートできます。アタックの最後にエネルギー回生が足りなくなる事象が発生しため、本当はもう少しタイムの向上ができたかもしれません。明日に向けて改めてチーム、ドライバーとパワー回生のセッティングについて整合を行おうと思います」「ストフェルについては、昨日のFP2のあとにPUの一部に異常の可能性を検知したため、夜を徹した作業により載せ替えを行いました。昨日のペナルティーも含めて最後尾からのスタートが決まっていたため、午前から決勝を見据えたロングランを中心にセッティングを進めました。また、予選ではフェルナンドの予選順位を上げるために、チームプレイに徹し、2人そろってのQ2進出を果たしました」「マシンのパフォーマンスは安定していますし、今日のフェルナンドのタイムからもポイント獲得はあると思いますので、あらゆるチャンスを逃すことなく戦っていきたいと思います」関連:F1ベルギーGP 予選:ハミルトンがシューマッハに並ぶ68回目のポール
全文を読む