ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、最近のレースでマクラーレンに進歩を示すことができたと考えている。F1カナダGPで導入を予定していたアップグレードを持ち込むことができなかったことで、マクラーレンはホンダへのプレッシャーを強め、早急な改善を声高に求めた。
マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウは、ホンダの姿勢には満足しているものの、パフォーマンス面で結果を出すことを求めた。ホンダは、最新の“スペック3”パワーユニットで前進を果たし、シルバーストンではストフェル・バンドーンがQ3進出を果たしている。「もちろん、技術的な見解から、我々は技術開発の能力を示すう必要がありましたし、その点では良くなったと思います」と長谷川祐介はコメント。「ですが、シルバーストンでも問題は発生していましたし、それはあまり良いことではありません」「ペース自体はウィリアムズやフォース・インディアと非常に類似していましたし、(バンドーンが)ポイントを獲得するチャンスがあったのは確かです。シルバーストンのパフォーマンスは、“スペック3”パワーユニットだけでなく、シャシ面でも前進を示していますし、我々は改善のレベルを示すことができたと思います」「もちろん、我々は現在のポジションに満足していません。いくらか進歩を示すことができたのは良いことですが、われwれはまだ開発関してベストを尽くしていく必要があります」“スペック3”パワーユニットは、アゼルバイジャンまで導入が遅れ、オーストリアで初めてレースで使用されたが、長谷川祐介は、開発作業を継続されており、その遅れが次回の大幅なアップグレードに連鎖反応することはないと述べた。「まだフィックスしていないので、正確なプランをお伝えすることはできません。ですが、我々は常に新たなアップグレードを導入するためにプッシュしています。準備でき次第、導入していきます」