ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、ホンダは2016年のシーズン開幕時に十分に高い目標を設定していなかったと述べた。困難なF1復帰シーズンを終えたホンダは、弱点だったERSだけでなく、信頼性とパフォーマンスを改善さえ、マクラーレン・ホンダは、今シーズン76ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権6位でシーズンを終えた。(昨年は25ポイントで9位)
「もちろん、我々は目標を設定していました。ですが、正直、我々が設定していた目標は十分に大きくない、もしくは十分に良くないものでした。そのため、自分たちの目標に十分に楽観的ではありませんでした。他チームはとても良い仕事をしたと思います」と長谷川祐介はコメント。2016年シーズン前の冬にホンダは改善をもたらすことができたかと質問された長谷川祐介は「信頼性という観点ではそうですね」とコメント。「ですが、実際にはそうではありませんでした。バルセロナではレースを完走して、ポイントを獲得するチャンスはたくさんあると考えていました。ですが、実際にはそうなりませんでした。その理由は明らかですし、我々はもっと多くのパフォーマンスを見つける必要があります」しかし、長谷川祐介は、ホンダはシーズンを通してパワーユニットにアップグレードを投入し続けたことによる進歩には“明らか”にモチベーションを高めていると述べた。「中国で新しいターボを投入し、シルバーストンでは新しい燃焼、ベルギーでは新しいエンジンをもちこみました。全てのステップで進歩が見られました。我々のメンバーにはとても満足しています。彼らは改善を果たせることを非常に明白に感じることができていたし、結果からフィードバックを得ることもできました」ホンダ F1 「2017年の“現実的な目標”は表彰台」
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