ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、パワーユニットをアップグレードを投入するための“トークン”の使用が遅れているのは様々なオプションがあるからだと説明した。今シーズン、メルセデスとフェラーリ、ルノーはすでにパワーユニットのアップグレードにトークンを費やしており、ルノーはバルセロナテストで“Bスペック”エンジンをテストさえしている。
だが、ホンダはまだ最初のパフォーマンスアップグレードをいつ導入するか決定していない。長谷川祐介は、開発されている多くのパーツがあるが、どれかひとつが突出しているわけではないと語る。「バリエーションという点では多くのオプションがありますが、それはあまり大きなものではないので、そのようなオプションを選びたくはありません」「現在、トークンを使ってそのようなオプションを投入することを躊躇しているのはそれが理由です」トークンシステムがなければ、準備ができているアップグレードはすでに投入していたかと質問された長谷川祐介は「間違いなくそうですね」とコメント。長谷川祐介は、開発している全てを投入することできれば、ホンダのパワーユニットは現在のフェラーリのパフォーマンスレベルに並んでいると考えている。「我々のデザインについて技術的にお話しするのは難しいです。数値は言えません。ですが、フェラーリのエンジンのレベルとほぼ同じベースにあります」「ですが、我々は現時点でそれを達成していません」「トークンがなく、もっと多くのパーツを加えていれば、我々はそのレベルを達成できていると思います」「ですが、現在そのレベルを達成するには40〜50以上のトークンが必要です」「そういうわけで、我々はどのアップグレードがギャップを縮めるために非常に効果的かについて選択しなければなりません」
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