マクラーレン・ホンダは、2回目のプレシーズンテストでMP4-31の新型パワーユニットからフルパフォーマンスを引き出すことを目指している。前半2日間で203周を走破して有望なスタートを切ったかに見えたマクラーレン・ホンダだが、水曜日と木曜日には信頼性問題により、54周しか走行できなかった。
ホンダで新たにF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、ホンダはまだ2回目のプレシーズンテストでパワーユニットからフルパフォーマンスを引き出すことを計画しており、テストの厳しい終わり方によって前半の優れた仕事が損なわれることはないと述べた。「(木曜日の)走行時間は、冷却液漏れの問題によってかなり制限されました。発見し、調整していくことに予想外の時間がかかってしまいました」「4日間のテストを要約すると、ERSデプロイメントの改善を確認し、ポジティブなスタートを切りました。しかし、後半は、我々にはオーストラリアに準備するために作業する必要があるパワーユニットの信頼性面の領域があることが明らかになりました」「来週のテスト2回目には、クルマのフルパフォーマンスを評価することを目指しています」2回目のプレシーズンテストは3月1日(火)にスタートするが、マクラーレン・ホンダは金曜日と日曜日に“フィルミングデー”のためにカタロニア・サーキットを独占的に押さえているという。