ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は、ホンダは複数のF1チームにエンジンを供給することに常にオープンだと述べた。レッドブルは、2016年のパワーユニットを探しており、ホンダにもアプローチしたが、ワークスパートナーであるマクラーレンが拒否権を行使したため、契約は実現しなかった。
今月初め、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「それに関しての議論はない」とコメント。「レッドブルの問題であるのは明らかであり、他の誰でもなく、レッドブルによって作り出されたことだ」「我々は慈善団体ではないし、手助けをするためにここにいるわけではない」新井康久は、拒否権についてはコメントすることはできないが、ホンダの計画は常に最終的には複数チームに供給することだったと述べた。「メディアでどのようなことが書かれているかはわかっていますが、ホンダとしての見解は、シーズン序盤からずっと言っていたように、複数チームに供給することにはオープンであり、それについて考えてF1に参戦しました」と新井康久はコメント。「拒否権について我々はコメントできませんが、ホンダは常にオープンであり、将来のことを見越して考えています」