ニック・フライが、ホンダF1撤退を受けて、コメントを発表した。ニック・フライ「本田技研工業の発表はもちろん残念だが、現在の世界経済状況とそれが自動車市場に及ぼす影響を考えてやむなくこの決断に至ったということは皆、理解している」「昨夜のミーティングはチーム全員にとってつらいものだった。だが、今日のブラックリーの様子を見ると、早くも今後に向けた確固たる決意が芽生えているようだ。Honda Racing F1 Teamの首脳陣としては、チームの将来のためにあらゆる努力をするつもりだ。また、ここブラックリーで働く素晴らし...
「2009年のF1シーズンを戦うRA109は、ロス・ブロウンの指揮の下で開発された最初のマシンだ。このチームには、ロスがマシン開発を行うに十分なリソース(素晴らしいスタッフや施設)がある。また、メルボルンでの開幕戦に間に合うようHondaが必要な支援を約束してくれていることもあり、新しいオーナーが見つかれば2009年シーズンに大成功を収められると確信している。2009年に向けては既にひとつ新たな有力スポンサーとの契約がまとまっており、他との交渉も順調だ。ありがたいことに支援の申し出は世界中から届いている。チームに向けられたこうした好意の力があれば、今の苦しい経済状況の中でも参戦を続けられる可能性は高いと信じている」「撤退が報じられて以降、有望な投資家からのアプローチも何件かある。競争力のあるチームを維持させてくれるオーナーを何とか確保したい」「F1の未来が明るいこと、このチームがその明るい未来の一部となれることは間違いないと私は思う。FOTA、FIA、FOMを含め、F1界は持続可能なあり方を目指して既に動き出している。この取り組みが今後さらに加速していけば、新オーナーにとって、わがチームは非常にいい投資対象となるはずだ。」