ホンダは、昨シーズンの、SUPER GTシリーズGT500クラスと全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズで活躍した伊沢拓也が、今シーズンより、F1への登竜門と呼ばれる「GP2シリーズ」にフランスを拠点とするART GRAND PRIXより、参戦することを決定した。ホンダは、かねてより、モータースポーツ界で活躍する有能なドライバー育成を目的に、鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)などホンダフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)を展開している。
そして、今回、新たにホンダのドライバー育成プログラムをマクラーレン レーシングの「ヤングドライバーディベロップメントプログラム」と協調させ、F1ドライバー輩出に向けた取り組みの強化を図っていくこととした。伊沢拓也のGP2シリーズへの参戦は、このプロジェクトの一環であり、今後、マクラーレンとの連携をさらに強め、日本人ドライバーが世界で活躍できるチャンスを拡大していく。伊沢拓也「今シーズン、数多くのF1ドライバーを輩出し、世界のトップドライバーがしのぎを削るGP2 シリーズへの参戦が決まり、これまでにない感情が湧いています。私自身にとって大きな挑戦となりますが、その先に続くものがいかに重要かを考えれば、必ず成功しなければいけないプロジェクトだと思っています。もちろんプレッシャーもありますが、国内トップカテゴリーで6年間戦い、学んだことに自信を持ち、また、ホンダのチャレンジングスピリットを受け継いだドライバーとして、これから世界に向けて、新たな一歩を踏み出します。今回、チャンスを与えてくれたホンダをはじめ、これまでサポートしてくれたすべての皆様に感謝しています。応援よろしくお願いします」