Honda Racing F1 Teamは、世界中で活動を展開するスポーツ団体「Beyond Sport」の初のコーポレートパートナーとなった。「Beyond Sport」は、スポーツを通じ社会貢献に取り組むプロジェクト、人物、団体の中から特に優れた活動を選定し、その功績をたたえるとともに、この功績に習った取り組みを推進している。Honda Racing F1 Teamは、F1開催国を中心に、環境問題改善に向けて取り組む「earthdreams」プロジェクトを展開。支援プロジェクトの数は今のところ9つで、2009年までに全世界で30のプロジェクトを支援する予定である。
Honda Racing F1 Teamとのパートナーシップ発表に加え、CEOのニック・フライが初のグローバルコーポレートアンバサダーとなることも発表された。「Beyond Sport」の活動理念や、「earthdreams」とのパートナーシップについて、企業レベルで広く伝えていくことが役割となる。ニック・フライは、「F1は、モータースポーツの頂点であり、進化を常に目指している。社会により貢献すべく、スポーツを活用した好事例を世界に示すために、私たちはearthdreamsプロジェクトをスタートさせたが、Beyond Sportも同じ志であることから、彼らの取り組みに賛同した。スポーツには非常に力強いメッセージが込められている。私たちの『Powering dreams one lap at a time(1ラップごとに夢を与えていく)』という前向きなメッセージを通じ、今後も幅広い領域で活動を進めていきたい」と語った。ロンドンで行われた「Beyond Sport」の発表会見には、IAAF(国際陸上競技連盟)副会長で2012年ロンドン五輪組織委員会の会長を務めるコー卿、同組織委員会のキース・ミルズ副会長、WPPのマーティン・ソレルCEOなどスポーツ、ビジネス、メディア界を代表する人々も出席した。「Beyond Sport」は主に次の3つの活動から構成される。 ・スポーツが社会に変化をもたらす役割を担うとし、議論やコミュニケーション、人々にアクションを促す場として、年1回2日間のフォーラムを開催。・年1回の授賞式では、ブレア前首相の司会でスポーツを通じて社会に良い影響を与えた個人、プロジェクト、団体を表彰する。 ・Beyond Sportアワードを受賞したプロジェクト、個人、チャリティが継続的に活動するために、資金が提供される。
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