ルイス・ハミルトンは、フェラーリで自身のレースエンジニアであるリカルド・アダミとの関係に不和があるという憶測を一蹴し、「ただの雑音」であり「自分たちがやろうとしている仕事に何の影響もない」と語った。5月のF1マイアミGPでは、チームが前を走るシャルル・ルクレールとのポジション入れ替えを指示するかどうかを決めかねる中、ハミルトンが不満を露わにし、「ついでにお茶でもしてたら?」と皮肉を交えた無線メッセージが話題となった。
その後のF1モナコGPでは、レース終盤にハミルトンが無線で「僕に怒ってるの?それとも何かあった?」とアダミに問いかける場面があり、返答がなかったように見えたことで、両者の関係にさらなる注目が集まった。しかし、F1スペインGPの週末に行われた取材で、フェラーリ加入後9戦目となるこのタイミングでアダミとの関係について問われたハミルトンは、問題はまったくないと強調した。「僕らの関係は素晴らしい。まったく問題ないよ」とハミルトンは語った。「お互いのことをどんどん理解していってるし、どんなやり方が好きかを常に学び合ってる。彼はいろんなドライバーと仕事してきた経験があるし、僕たちは何の問題もない」ハミルトンはレースエンジニアのアダミについて「お互いの好みに合わせて常に適応している」と語るまた、そうした噂が自身を困らせているかという質問に対しては、次のように答えた。「憶測はたくさんある。でもほとんどはデタラメだ。最終的に言いたいのは、僕たちはすごく良い関係を築いているってこと」「彼と一緒に仕事するのは素晴らしいし、彼は素敵な人物だ。すごく努力してる。僕もそうだし、毎週末うまくいくとは限らないけど、関係ってそういうもので、意見の違いもある。でも乗り越えていくんだ」「僕たちは同じ船に乗っている。同じ目標に向かってる。チームを引き上げて、チャンピオンを一緒に獲ろうとしてる」「だから、それはただの雑音にすぎない。僕たちは気にしてない。続けたければ続けてもらっても構わないけど、僕たちのやろうとしている仕事には何の影響もない」また、モナコでの無線に関しては次のように説明した。「ほんの些細なことだった。レース中にラジオの通信に問題があって、必要な情報がすべて届いてなかっただけなんだ」
全文を読む