ルイス・ハミルトンは、2025年にフェラーリに移籍することが発表されて以来、初めてメルセデスF1マシンのハンドルを握った。ハミルトンは、元チームメイトで現在アストンマーティンドライバーのフェルナンド・アロンソとともにスペインのヘレス・サーキットでピレリのタイヤテストを行った。
かつてスペインGPが開催されたこのサーキットで、両ドライバーは合計282周を走り、走行距離は1,200kmを超えた。ハミルトンはそのうち126周を走行し、フェラーリに移籍する前の最後から2番目のメルセデスカーとなるW14で1分18秒936のベストタイムを記録した。一方、アロンソは昨季8度の表彰台を獲得したAMR23のチャレンジャーと再会し、156周を走行して1分18秒752を記録した。しかし、テスト中のラップタイムは依然として目標ではなく、ピレリが2025年仕様のタイヤを開発するためのプログラムとなっている。現在の10チームはそれぞれ、今年のある段階でイタリアのメーカーと協力する機会を得る予定で、メルセデスとアストンマーティンは翌日もピレリとの共同作業を続け、アロンソとハミルトンのチームメイトであるランス・ストロールとジョージ・ラッセルはテストを担当。先週はフェラーリがフィオラノでSF-23マシンを走らせた。また、フェラーリは、2年以上前のマシンを使用することがチームに認められていることを利用して、最新のグランドエフェクトレギュレーションに対応するために初めて作られた2022年型マシンを走らせた。このプライベートテストはバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われ、フェラーリの2024年リザーブドライバーであるオリバー・ベアマンと開発ドライバーのアーサー・ルクレールが参加した。