ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1チームに対し、2024年型W15マシンが問題を抱えたW14の「レプリカではない」ことを確認するよう求めた。今年の初めにゼロサイドポッドコンセプトを強化したメルセデスは、すぐにそれが間違ったアイデアであることに気づき、より従来型のサイドポッドデザインのアップグレードをモナコに持ち込んだ。
チームはコンストラクターズで2位に終わり進歩を遂げたものの、2011年以来初めてレースで勝利を逃し、レッドブルの860ポイントに対して409ポイントに終わった。昨冬のW13からW14への進化ではなく、革命にコミットしており、ハミルトンはフィーリングが劇的に変わることを切望している。「ブダペストでポールポジションを獲得するなど、ポジティブなこともいくつかあったけど、初めてクルマを運転したときはそんなことが可能だとは思っていなかった」とハミルトンはメディアに語った。「オーストリアで見られたアップグレードと、あと数周あれば優勝を狙えたという事実は、僕たちがこのマシンをより競争力のあるマシンへと徐々に変化させていることを示している」「運転するのが楽しくなってきたし、後退するよりも前進するポジションにいることができるようになった」「ポジティブではあるが、まだ根本的に勝てるクルマではない。それが来年僕たちが変えなければならないことだ」「夢は、来年2月にスタートするときに、クルマが今年のクルマのレプリカではなく、まったく同じフィーリングにならないことだ。でも、そうはならないと確信している」