メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、物議を醸したF1イギリスGPでの接触について、タイトル争いのライバルであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に謝罪する必要があると感じていないと語る。F1イギリスGPのオープニングラップでリードを争っていた二人はターン9のコプスで接触。ルイス・ハミルトンの左フロントがマックス・フェルスタッペンの右リアタイヤに当たった。
マックス・フェルスタッペンは、高速でバリアに突っ込み、51Gの衝撃でマシンは大破。自力でマシンを降りたフェルスタッペンだが、検査のために病院に搬送された(すでに退院)。レース後の記者会見で、ルイス・ハミルトンは、マックス・フェルスタッペンが病院に運ばれたことを知って心配しているが、起こったことはレーシングインシデントだと考えているため、謝罪する必要はないと考えていると述べた。「何かについて謝罪しなければならない立場にあるとは思わない。我々はそこでレースをしている」とルイス・ハミルトンは語った。「マックスが入院していると聞いたし、当然ながら、心配している。誰かに怪我をさせたいと思う人などいない。それは僕の意図ではないし、彼が無事であることを本当に願っている」「彼が無事どうかを確認するために、この後彼と連絡を取るつもりだ。僕たちは戦うために生きている。今後も厳しいレースがたくさんあるだろう。そして、僕たちはまともなバランスをとることを学ぶ必要がある「スチュワードには同意しないけど、ペナルティを受け入れて、自分の仕事を続ける。それについて泣き言を言うつもりはない。誰もが異なる意見を持っているだろう。僕は人々がどう思うか本当に気にしていない。自分がしていることをしている。今日は本当に感謝している」そして、ルイス・ハミルトンは、“中身のない勝利”だと表現したレッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーからの批判に応えた。「中身がないとは感じていない」とルイス・ハミルトンは語った。「僕のチームでは2000人の人々が信じられないほど一生懸命働いている。それは僕だけのことではない。もちろん、レースで今回のようなことが起こることは望んでいないけどね」「僕たち全員が一歩離れて見ることが重要だと思う。感情が高まっていると確信している。チーム内でポイントを失い、そのポジションにいるとはどういうことかを分かっているので、それについては何も感じていない」