元F1チームオーナーであるエディ・ジョーダンは、契約条件で合意に至っていないメルセデスF1が、ルイス・ハミルトンに代えてジョージ・ラッセルを起用しても、同じレベルの成功を享受できると考えているとすれば、それは“思い違い”だと語る。7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、まだメルセデスとの新しい契約に合意していない。バーレーンでのプレシーズンテストまで6週間を切ったこともあり、その遅れの背景にある理由について多くの憶測を引き起こしている。
メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、交渉は進行中であり、取引を妨げる大きなハードルはないと主張しているが、ルイス・ハミルトンが要求する巨額のサラリーと追加ボーナスに親会社のダイムラーが難色を示しているとの噂が止むことはない。今月初め、エディ・ジョーダンは、給与要求の噂が本当ならば、自分がチームオーナーならば、ルイス・ハミルトンをチームから追い出すとし、誰もが“交代可能”だと主張していた。その後、エディ・ジョーダンは、ドライバーが誰もが交代可能だとの主張は曲げないものの、メルセデスF1がルイス・ハミルトンがいなくてもこれまでと同じレベルの支配を続けることができると考えるのは“思い違い”だと語る。「ルイス・ハミルトンは王冠の宝石だ」とエディ・ジョーダンは BBCに語った。「彼はすべてのテレビ局がインタビューしたい人だ」「メルセデスは『多くはマシンに関連しており、彼は最高のマシンを持っているので、我々はは彼にワールドチャンピオンになる素晴らしいチャンスを与えました』というかもしれない。それは議論の余地のないことだ」「だが、ルイス・ハミルトンを別のドライバーに置き換え、同じ成功の要素があると彼らが考えるなら、彼らは思い違いをしていると思う」「そして、メルセデスとトト・ヴォルフが簡単に思い違いをしないのは確かだ。彼はとても頭のいい人だ。彼はルイスハミルトンの価値を正確に知っており、F1の世界にはルイス・ハミルトンが必要なので、彼らは座って良い解決策にたどり着くと思う」