FIA(国際自動車連盟)は、F1ロシアGPでルイス・ハミルトンに与えた2点のペナルティポイントを撤回。代わりに25,000(約300万円)の罰金を科した。当初、FIAは、ルイス・ハミルトンがF1ロシアGP決勝前のレコノサンスラップでのスタート練習を行った場所が違反だとして、レース中に10秒ペナルティと2点のペナルティポイントを科した。これにより、ハミルトンは1戦の出場停止となる12点まであと2点となっていた。
しかし、レース後、メルセデスF1から新たな情報を提供された後、決定を覆した。FIAシュチュワードは「スチュワードは、44号車のドライバー(ハミルトン)が非適切な場所でスタート練習を行うようにチームから指示を受けたという情報を受け取った。これは、スチュワードがチームとドライバーの間の音声を聞いたことによって確認されました」と声明で述べた。「この情報に基づき、スチュワードはこの決定に関する文書46を置き換え、課されたペナルティポイントを削除し、競技者(メルセデスAMGペトロナスF1チーム)に25,000ユーロの罰金を科すこととした」ルイス・ハミルトンは、F1のスチュワードが、“馬鹿げた”ペナルティを科すことで、ソチでのレース優勝を“止めようとした”と主張していた。メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンのダブルペナルティを“信じ難い”ものだとして、チームは結果についてFIAに同意しなかったと述べたが、このインシデントの責任を誰かに押し付けることはしないと強調した。「エラーは常に一緒に発生するものだ」とトト・ヴォルフは述べた。「チームエラーでもなく、ルイスのエラーでもない。そして、私は誰かの責任にしたくはない。これまでもそうしたことはない」ルイス・ハミルトンは、10秒ペナルティを科せられながらも3位でレースをフィニッシュ。現在8点のペナルティポイントは11月のF1トルコGPでリセットされる。
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