6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、メルセデスに年俸6600万ドル(約72億円)の4年契約を要求し、交渉は難航していると報じられている。3強チームのうち、フェラーリはシャルル・ルクレールと2024年まで、レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンと2023年まで契約を延長し、将来のナンバー1ドライバーを確保。2020年でメルセデスとの現行契約が失効するルイス・ハミルトンは、2021年以降もメルセデスに残留することが予想されている。
Corriere dello Sport は、35歳のルイス・ハルトンが、2024年までの4年契約と年俸6600万ドルの報酬をメルセデスに要求していると報道。また、引退後のメルセデスのアンバサダーに就任することを申し出ているという。現在の契約でハミルトンは推定5700万ドル(約62億円)の報酬をメルセデスから受け取っており、約1000万ドルのアップとなる。だが、ダイムラーの新CEOであるオラ・ケレニウスは、2022年までにコストを10億ドル削減することを計画しており、メルセデスのF1撤退さえも報じられる状況。メルセデスがルイス・ハミルトンにオファーしているのは、年俸5000万ドル(54億円)の2年契約であり、交渉は難航しているという。実際、メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは」私はまだ関係を継続していくことを強く望んでいるが、私がそれを完全にコントロールできるわけではない」と語っている。レッドブル・ホンダとの契約を延長するまでメルセデスのドライバー候補に挙げられていたマックス・フェルスタッペンは、現状のF1でのハミルトンの対戦相手は“チームメイトだけ”だと主張する。「近年、ルイスは最高のチームメイトを持っていない。適切なマシンがあれば、誰でも倒せる。ハミルトンは卓越したドライバーだし、F1でレースをした最高のドライバーの一人だけど、彼は最高のクルマも持っている」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「そして、支配的なマシンを持っているときは、唯一の対戦相手はチームメイトだけだ」また、スペインの AS は、メルセデスとルイス・ハミルトンの交渉難航は、“シリーシーズン”の序章であるとし、ダニエル・リカルドがルノーを離れ、フェルナンド・アロンソが後任として加入する可能性を報じている。
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