メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1シンガポールGPは“楽に勝てるはずのレース”だったと考えており、リスクを冒してアンダーカットを狙いにいかなかったチームの戦略に不満を露わにした。フロントローからスタートしたルイス・ハミルトンは、レース前半にソフトタイヤを祝わっていたリーダーのシャルル・ルクレールを射程圏内に捉えていた。
しかし、19周目にセバスチャン・ベッテルがピットインして、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンの両方をアンダーカット。ハミルトンはベッテルと同じタイミングでピットインしたマックス・フェルスタッペンにも先行を許すことになった。ルイス・ハミルトンは4位でフィニッシュ。チームメイトのバルテリ・ボッタスも5位でレースを終えており、メルセデスとして7月のドイツGP以来2度目となる表彰台に上がれなかったレースとなった。「僕たちがアンダーカットを狙いにいくべきなのはわかっていた」とルイス・ハミルトンはコメント。「今日の戦略ミーティングでもちょっと議論していたし、僕としては『リクスを取ろう』という感じだった。でも、彼らはそうしなかった」「僕たちは勝つときも負けるときも一緒だ。全員で勇気をもって受けとめていく」「僕たちにとって痛手だ。今日は簡単に勝てたかもしれないからね。でも、うまくいかなかった」「いくつかのポイントを獲得したけど、それでも、今日を振り返ってみればレースに勝てるペースがあった。僕たちにとってうまくいかなかった。次はもっとうまくやらなければならない」レース後の会議は激しいものになるかと質問されたルイス・ハミルトンは「まぁ、間違いなくそうなるだろうね・・・」と語った。
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