メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1ドイツGPのレース終盤にリタイアを希望したのは、エンジンの寿命を考慮したためだと説明した。序盤にレースをリードしていたルイス・ハミルトンだが、クラッシュによる緊急ピットインで50秒を費やし、さらに2度のスピン、5秒加算ペナルティなどによってレース終盤には入賞圏外まで順位を落としていた。
最終的に11位でレースをフィニッシュしたルイス・ハミルトンは、アルファロメオ・レーシングの2台にペナルティによって9位に繰り上がって2ポイントを獲得している。ルイス・ハミルトンは、レース終盤に無線で“リタイアさせよう”と伝えていたが、それはこれ以上の自分のマシンに悪影響を与えるのを避けようとしたからだとルイス・ハミルトンは説明した。「1つにはあまり体調がよくなかったこともある。でも、それよりも最後尾を走っていたので、ポイントを獲得するチャンスはどれくらいかるかを計算していた」とルイス・ハミルトンはコメント。「あと、このエンジンであと何レースを走らなければならないかを考えていた。このエンジンのマイレージを15周セーブすることはできるのではないだろうか? ギアボックスは? そんなことを考えていた」「でも、それはいつもの僕の考え方だ。プラクティスであっても、23周していいと言われても20周にとどめている。今も慎重だ」 ルイス・ハミルトンが体調を崩していたことで、メルセデスは土曜日の予選にむけてリザーブドライバーのエステバン・オコンをスタンバイさせていた。今週の体調についてルイス・ハミルトンは「今週末ははるかに良い体調で迎えられそうだ。週末には100%にしたい・・・頑張ろう!」