メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1カナダGPの予選でセバスチャン・ベッテルとのポールポジション争いに敗れたが、フェラーリはバックストレートでメルセデスよりも“凄かった”だけだとして、それほどがっかりはしていないと述べた。ルイス・ハミルトンは、Q3の最初のアタックでタイムシートのトップに立ち、2回目のアタックでは区間ベストを更新する走りをみせていたが、最終ラップのヘアピンでロックしたことで0.206秒でセバスチャン・ベッテルにポールポジションの座を明け渡すことになった。
しかし、ルイス・ハミルトンは、フェラーリの最終セクターでの直線スピードのアドバンテージを考えれば、メルセデスのパフォーマンスには満足していると語る。「どんな理由であれ、そこまでがっかりはしていない。僕たちは全てを出し切ったと思う」とルイス・ハミルトンはコメント。「とにかく彼らの方が速かった。特に最終セクターで彼らに凄かっただけだ。ストレートでコンマ4~5秒くらいだ思う」「でも、僕たちは全力を尽くしたし、やれることはすべてやった。タイミングは適切だったし、手順もパーフェクトだった。仕事には本当に満足している。あと少しで1位だった。彼らが速いことはわかっていた」ポールポジション争いでは破れたルイス・ハミルトンだが、決勝でのバトルを楽しみにしていると語る。「これはいいことだ。これがレースというものだ」とルイス・ハミルトンはコメント。「フェラーリ勢に割って入れたことに満足している。明日は面白いレースになるはずだ。天候は素晴らしかったし、ここのファンのみんなも素晴らしいので、明日は良いショーを見せられることを願っている」