自分が“スラム育ち”だと発言して物議を醸したルイス・ハミルトンを、地元スティーブニッジを拠点とするサッカーチーム『スティヴネイジFC(Stevenage Football Club)』が試合観戦に招待した。ルイス・ハミルトンは、BBC Sports Personality of the Yearの受賞式でのスピーチで“スラム街から抜け出すことが夢だった”と発言。地元スティーブニッジで波紋を呼んでいた。
「家族として僕たち全員が違ったことをすることを本当に夢見ていた。スラムから抜け出すことをね」とルイス・ハミルトンは授賞式でコメント。「まあ、スラムというか、そこから抜け出して何かをする。僕たち全員が目標をとても高く設定しているけど、僕たちはチームとしてやってきた」この発言によってスティーブニッジの市民団体や住民からソーシャルメディアなどで非難されたルイス・ハミルトンはInstagramで釈明。「僕が育った場所であり、そこの出身であることを心から誇りに思っている。今でも大好きな街だ」と語り、「僕がステージで犯したミスについて何かしら思うことがあれば、その感情を脇にどかしてほしい。抱える必要のないネガティブなエネルギーだ」と述べた。英プロサッカーリーグ4部にあたるフットボールリーグ2に参戦するスティヴネイジFCは、チームのTwitter公式アカウントを通じて試合観戦を促すスタジアム周辺地域の動画を投稿。「スラムにはまったく見えないほど素晴らしい」というメッセージを添えた。スティヴネイジFCのチームマネジャーを務めたディーノ・マームリアは、ルイス・ハミルトンは失言をしたと考えており、チームのスタジアムで直接謝罪すべきだと考えている述べた。ディーノ・マームリアは「単純に言葉の選択を誤っただけだと思う。それは彼も分かっているだろうし、謝罪もしている。自分の出身地や旅路に誇りを持っていると言っているし、つつましい家族の出身だ。トップに上り詰めるためにあらゆることをやってきた。我々は彼を誇りに思うべきだろう」とコメント。「彼は私の家族の友人であり、私の妻も家族も、彼の家族と友人だ。あんなことを言うなんて彼らしくない。ラメックス・スタジアムで行われる試合に来てくれれば素晴らしいことだと思う。もし今回のことについて彼が本当に謝りたいのであれば、試合に来てサポートしていることを示すべきだ。私が個人的に彼を招待する」ルイス・ハミルトンはまだ今回の招待についてをしていない。
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