F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、ルイス・ハミルトンがミハエル・シューマッハの7度のF1ワールドチャンピオンという偉大な記録を打ち破る可能性があると考えている。33歳のルイス・ハミルトンは、現在、チャンピオンシップでセバスチャン・ベッテルに67ポイント差をつけており、次戦アメリカGPで優勝し、ベッテルが3位以下でフィニッシュすれば、5度目のF1ワールドチャンピオンを手にし、ファン・マヌエル・ファンジオと並んで歴代2位に浮上する。
2020年までメルセデスとの契約を更新しているルイス・ハミルトンは、すでにポールポジション獲得回数ではミハエル・シューマッハを抜いて歴代1位となっており、通算勝利数も71勝まで伸ばし、ミハエル・シューマッハの持つ91勝という歴代最多勝利数まであと20勝まで迫っている。ミハエル・シューマッハとともフェラーリの黄金時代を築いていたロス・ブラウンは「これまで言えるとは思っていなかったが、ルイスは本当にシューマッハの記録を破るかもしれない」とロス・ブラウンはコメント。「彼はすべてをコントロールしているし、ミハエルと同じような素晴らしいクオリティを兼ね備えている。彼はレースの勝ち方を知っている。理論的には負けるはずのレースでもね」「シューマッハ時代の技術は、ハミルトンが機能させているもとは異なっている。今日では必ずしも不可欠ではない」