ルイス・ハミルトンとトト・ヴォルフは、F1アブダビGPでの問題について和解したようだ。最終戦後、チームの命令を無視してニコ・ロズベルグを抑え続けたルイス・ハミルトンの行動を問題視し、なんらかの処分を下すことを示唆していた。しかし、その後、トト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンへ指示を出したのは誤りだったと認め、チームは“適切だと考えるやり方でレースをさせるべきだった”と述べていた。
ルイス・ハミルトンは、週末にトト・ヴォルフの自宅を訪れ、個人的に会ったことをSNSで明らかにした。「僕たちはトトのキッチンにいる。とにかく素晴らしいミーティングだった」とルイス・ハミルトンはInstagramにビデオメッセージを投稿。「僕はただ、僕たちが来年はもっと強いパートナーシップで結ばれることになるとみんなに知らせるためにメッセージを送りたかったんだ」元F1ドライバーであり、現在はF1解説者を務めるマルク・スレールは、2016年のF1ワールドチャンピオンを獲得したニコ・ロズベルグが突然引退したことでで、今回トト・ヴォルフがすぐにハミルトンと和解する動きに出たのは合理的なことだと考えている。「おそらく、この変化はメルセデスが今後はいかなる理由があろうともルイス・ハミルトンに対して優しく接する必要があるためだろう。彼もチームを去らないようにするためにね」とマルク・スレールはコメント。「ニコが引退した後、私が次に考えたのは、ルイス・ハミルトンに対する懲戒処分などは行われないだろうということだった」