子供の頃からの夢だったアイルトン・セナの記録に並んだルイス・ハミルトンは、3度目のワールドチャンピオン獲得は偉業の始まりにすぎないと感じているようだ。アイルトン・セナの姿を見て育ったルイス・ハミルトンは、カートのキャリアをスタートさせるとアイルトン・セナをアイドル視するようになる。
アイルトン・セナは、ルイス・ハミルトンをF1へと導いたマクラーレンと共に3度のチャンピオンシップ制覇を成し遂げており、ハミルトンはヒーローと肩を並べることを常に目標に掲げてきた。その夢をかなえたルイス・ハミルトンには、次の目標に関する質問が飛んだ。だが、今後、ファン・マヌエル・ファンジオやミハエル・シューマッハが持つ偉業を目標にするかどうかは自由だと言うルイス・ハミルトンは述べた。「セナは僕が初めて見たドライバーだ。彼のようになりたかった。いつもそう思ってきたし、今でもそう思っている」「彼と並んだ今は他のことを考えてはいない。4回目をスタートしてもいないしね・・・ファンジオは5回か・・・ファンジオはすごいけど、今の僕は我が道を行く感じだ。どこまでいけるかは自分でわかると思う」 それでも、2016ン年のモチベーションに苦しむことはないとルイス・ハミルトンは自信を見せる。「モチベーションに関しては全然簡単だ。僕は生まれながらにしてモチベーションを持っているし、何の問題もない。それについてはまったく心配していない。勝利は勝利。飽きることなんかない」「当然、次のレースにもモチベーションはあるし、次のレースも勝ちたい。永遠に続いていくものだ。自分が参加するすべての競争に勝ちたい。モチベーションを見つける必要はないと思っている」 「ニキ(ラウダ)がもうおもしろくないと思った日のことを教えてくれた。そうなるまで、たぶんきっと僕は続けていくと思う。今はそんな風に思っていない。これが始まりだと感じている。これからもプッシュしていく」 関連:メルセデス:ルイス・ハミルトンが3度目の王座獲得 / F1アメリカGP