ルイス・ハミルトンは、育ちの良いチームメイトのニコ・ロズベルグよりも自分の方が2014年のワールドチャンピオンを獲得に対してハングリーだと主張した。モータースポーツの世界に入る前の2人の生い立ちは確かに対照的だ。ルイス・ハミルトンは、ハートフォードシャー州スティーブニッジの公営住宅団地で育ったのに対し、1982年の世界王者ケケ・ロズベルグの息子であるニコはモナコのエリート学校に通っていた。
「これは言っておきたい。僕はあまり洗練されていないスティーブニッジの出身で、父のアパートのカウチで寝起きしていた」とルイス・ハミルトンは述べた。「ニコはモナコで育ち、ジェットやホテルや、ボートなど、高級なものに囲まれて育った。だから、僕たちはハングリーさが違うんだ」 今では6,800万ポンド(約117億円)の市場価値があるとされ、2014年の最もリッチなイギリス人スポーツマンとなったルイス・ハミルトンは、ニコ・ロズベルグの故郷あるモナコで5連勝を目指している。チャンピオンシップリーダーでもあるルイス・ハミルトンは、自分のタイトル獲得への意気込みは他のドライバーとは違うと強調する。「僕はコックピットに座る全22人の中で一番ハングリーでありたい。どのドライバーも自分が一番だと思いたいだろうけどね。でも、もしニコの方が僕よりハングリーだと考えるようなら、さっさと家に帰るよ。僕が一番ハングリーでければダメなんだ。世界選手権に勝つためには最もハングリーでなければならない」