メルセデスの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、キャリア初の3連勝を遂げたルイス・ハミルトンへのプレゼントとして自身のプライベートジェットで送迎した。「“もし勝ったら私がヨーロッパまで送ろう”と彼に言っていたんだ」とニキ・ラウダは Bild に明かした。 F1中国GP後、伝説的な元F1ドライバーであるだけではなくパイロットとしてもよく知られるニキ・ラウダは、自らの言葉にを守り所有する“ボンバルディア・グローバル5000”にルイス・ハミルトンを乗せて上海を発った。
「そうでなければルイスは定期便に乗っていただろう」ルイス・ハミルトンの今季3勝目は、ニキ・ラウダの記録であるキャリア25勝に並ぶものでもあった。ニキ・ラウダは上海を発つ前、調子の安定していなかった昨年のルイス・ハミルトンに犬やラップスターやらの余計な“お荷物”を持ち込むなとアドバイスしたことを明かしている。 実際、2度目のチャンピオンシップ制覇に向けて快進撃を見せる現在のルイス・ハミルトンの同行者はトレーナーのみだ。 「今年はとにかく他のことを心配せずに走ることができる」とルイス・ハミルトンは認めている。 「いろいろなものの組み合わせだ。自分の人生、家族、ガールフレンド、自分が生活している場所。全てだ。適所に適切な人たちがいる」一方、数ポイント差でランキング首位に立っているのはチームメイトであるニコ・ロズベルグであるが、ルイス・ハミルトンはそのことがロズベルグの希望を維持させていると述べた。 「レーシングビジネスでは精神面がすべてだ。ニコは物凄く速い。だけど、僕本当にいいパフォーマンスができてありがたく思っている。でも、それはチームのおかげだ。彼らが成し遂げたことは信じられないことだ」 ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの対決を越え、メルセデスはレッドブルやフェラーリといったライバルたちの努力を尻目に2014年のタイトルへ近づいているように見える。 「すべて問題ない。だが、まだ残されたレースは多い」とニキ・ラウダは EFE通信 にコメント。2014年序盤のフラウアウェイ戦と欧州ラウンドとの間の期間について、ニキ・ラウダは「最も重要なのはこれからの3週間だ」と付け加えた。「誰が最も進歩したか、誰が速いか、そして誰が勝つかをバルセロナで目にするだろう。これからのシーズンがどうなっていくかを見るのは重要だ。バルセロナでトップにいれば、全てが少し楽になる」
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