メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは、メルセデスが保守的なイメージからの脱却を図っており、ルイス・ハミルトンの起用は若く、スポーティなイメージを発展させるために効果的だと考えている。メルセデスは、ミハエル・シューマッハとルイス・ハミルトンの交代、ノルベルト・ハウグに変えてトト・ヴォルフとニキ・ラウダを起用、またマクラーレンのテクニカルディレクターを務めたパディ・ロウの引き抜きなど、冬の間に大きな変化を遂げている。
「メルセデスはもはや保守的であることを望んでいない」とトト・ヴォルフは ORF 1 にコメント。「新しいメルセデスのモデル(市販車)は、若くて、スポーティだ」トト・ヴォルフは、引退したミハエル・シューマッハの後任としてルイス・ハミルトンを起用したことが重要な要因であることを認めた。「ルイスは、巨大な推進能力があるだけでなく、技術的な理解力も深い。それにスタッフにも受けが良く、彼らのモティベーションを高め方をわかっている。テストの初日2日間で彼はトラックにいる50名全員の名前を覚えていた」「彼のイメージは、メディアで報じられているものとは一致していないときがある」トト・ヴォルフは、あらゆる変化によって高い期待を求められていると認めた。「我々はチームを好転させるために迎え入れられた。それができなければ、去ることになる。だが、我々にはできると確信しているし、取締役会もそれにはリソースと時間が必要なことをわかっている」