2027年のハースのドライバー候補として、F2王者レオナルド・フォルナローリの名前が急浮上している。マクラーレン育成ドライバーであるフォルナローリは先週、ヘレスでハースのTPC(旧型車テスト)プログラムに参加しており、将来的なF1昇格に向けた動きとして注目を集めている。一方で、アルピーヌのレースシートを失った後にハースのリザーブドライバーとして再起を図るジャック・ドゥーハンにとっては、新たなライバル出現となりそうだ。
マクラーレンがフォルナローリのF1昇格先を模索レオナルド・フォルナローリは2025年のF2王者であり、現在はマクラーレンの支援を受ける有望株だ。先週実施されたハースのTPCテスト参加は意外な動きだったが、背景にはマクラーレンによるF1シート確保への取り組みがある。マクラーレンのアンドレア・ステラ代表はバルセロナで、フォルナローリの将来性を高く評価していることを明かした。「レオナルドは間違いなく将来のF1にとって価値ある存在だ」「我々はレオナルドにF1で走る機会を与えたい」さらにステラは、ワークスチーム昇格を待つのではなく、他チームでF1キャリアをスタートさせる可能性にも前向きな姿勢を示した。「レオナルドと協力しながら、F1での可能性を探っていくべきだ」トヨタの支援拡大によってTPCプログラムを強化したハースにとって、フォルナローリは将来の有力候補として評価されているとみられる。ベアマン残留濃厚もオコンの立場は不透明ハースの2027年ラインアップについては、フェラーリ育成のオリバー・ベアマンが残留する可能性が高いとみられている。その一方で、エステバン・オコンの将来には不透明感が漂っている。フォルナローリのテスト参加は、ハースが将来に向けて複数の選択肢を検討していることを示す動きとも受け取れる。マクラーレンとトヨタという二つの強力な後ろ盾を持つフォルナローリが候補に加わったことで、2027年のシート争いはさらに激しさを増しそうだ。ドゥーハンは冷静な姿勢を維持こうした状況は、ハースで再起を目指すジャック・ドゥーハンにとって逆風となる可能性がある。ドゥーハンは『Pit Talk』ポッドキャストで、F1復帰への意欲を語りながらも、状況を冷静に受け止めている。「もし再びF1マシンに乗ることができたら素晴らしいことだ」「ただ、その判断には通常以上に多くの要素が関わっていることも分かっている」将来については過度に考え込まないよう努めているという。「自分でコントロールできることに集中している」「自分の手の届くチャンスはあると思う。ただ、そのチャンスを手にするためには、自分ではコントロールできない部分も関係してくる」さらにドゥーハンは、F1復帰を人生のすべてとして捉えているわけではないと強調した。「良いチャンスはあると思う。でも以前のように、それがすべてという考え方ではない」2027年のハースはベアマンを軸に、オコン、フォルナローリ、そしてドゥーハンらが候補として名前を連ねる構図になりつつある。今後のテストや育成プログラムでの評価が、最終的なシート争いを左右することになりそうだ。【関連】・角田裕毅のF1復帰にヴィルヌーヴが否定的見解「十分な時間を得た」