ハースF1チームの代表を務めるギュンター・シュタイナーは、ジーン・ハースを9億ドル(約1300億円)で訴えるという噂を嘲笑。チームオーナーとその噂について話したとき「グッドラック」と言われたと語った。今月初め、チーム代表とチームオーナーの間で2016年に交わされたF1への出資をめぐる合意に関連し、ハースF1チームが混乱に陥っているという噂が流れた。
BusinessF1 Magazineによると、シュタイナーはF1チームの株式の50%を約束されたが、ハースがそれを反故にしたと考えているという。そのため、シュタイナーはF1チームの市場価値の半分(総額9億ドルとも言われる)を求めてチームオーナーを訴えることを検討していると報じられている。だが、シュタイナーはこの噂を一笑に付している。「ジーンに9億ドルで彼を訴えることになっていると話した」とシュタイナーはF1ジャーナリストのジョー・サワードに語った。「彼は『グッドラック!』と言っていたよ」。「こういう話はどこから来るんだ?誰が作り話をするんだ?」実際、シュタイナーは最近、チームオーナーとの良好な関係についてPlanetF1.comの独占インタビューに応じ、ハースのことを「厳しい」が「非常に良いボス」だと評価している。「ハースは私の情熱的なプロジェクトでなければならないと思う」とシュタイナーは語った。「私はこのチームを立ち上げ、投資家を探した。もし辞めたら...他の仕事をしたいとは思ったことはない。以前なら他の仕事もあっただろうが、私はそれを望まなかった」「これが私がやりたかったことのひとつだった。生きているうちにF1チームを立ち上げるなんて、とてもクールなことだ。そんなことをやっている人はあまりいないし、だからこそ、私は人々にコミットしていると感じている」「初日からここに残っている人たちもたくさんいる。隣の芝生に惹かれることはない。隣の芝生が青く見えることはない」「ジーン・ハースとは、とても良いボスに恵まれているし、いい関係を築けている」「彼は私に対して厳しいが、私は他の人に対して厳しい。だから、私が間違った仕事をしたとしても、彼が私に言うことを恐れていない。彼が私に言う必要があるというわけではないが、もし彼がそれについて異なる意見を持っているなら、私はそれを受け入れる。私はそれについて動揺していない」ハースF1チームは現在11ポイントを獲得してコンストラクターズランキング8位につけている。